トップ ボートショー2013特別取材レポート
今年のテーマも「やっぱり海が好き」。
3月7日から10日の4日間に渡って『ジャパン インターナショナル ボートショー2013』が開催されました。 パシフィコ横浜と横浜ベイサイドマリーナの2会場を使用しての開催は今年で2回目。両会場のシャトルバスでのピストン輸送も昨年よりスムーズに流れていたようです。 また、はじめての室内展示となった中古艇フェアは、課題であった動線も確保され、来場者の見やすさ・歩きやすさもアップしたように感じることができました。結果として、ボートとPWCを合わせて、19隻台という過去最高の成約実績をあげたそうです。 景気回復を現実のものとして実感することはまだまだ難しい経済状況ですが、昨年同様『やっぱり海が好き』というテーマのもと、乗船体験をはじめとするさまざまな催しも行われたショーの様子をご紹介します。 |
セントラル販売店詳細情報
ヤマハFR-21ヤマハの生んだ名艇のひとつ。 古き良きオープンボートのスタンダードなスタイリングで現在の市場にはほとんど残っていない稀少価値の高いモデルである。 21フィートながら、90年代のフネ(平成3年式)らしく、どっしりとした安定感も大きな特長。 フル・レストア、全塗装を施された美艇で、エンジンは平成23年式のF90BETXを搭載。主な装備品はGPS魚探、トランサムステップ、航海灯。 |
担当者から
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ニューポート江戸川販売店詳細情報
ヤマハFR-23 ActiveSedan EX ほかビギナーに扱いやすいセダン「FR-23」を2艇ラインナップ。 630万円と580万円の値段設定は基本的にエンジン設定の違いで、前者は新品(F150AETX)を搭載している。とはいえ後者もアワーメーター135時間と若いフネで、装備品の充実ぶりからするとかなりのお買得感がある。 LUXAIRもエンジンを新品換装、新艇同様の美艇でシャワーやオーニング、マリンオーディオなど装備も充実。 |
担当者から
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ヤマハ発動機販売店詳細情報
ヤマハ24シエスタ葉山Ver. ほかプロの艤装集団FMSとのコラボレーションで釣り艤装を施したYF-21とBS21は、まさに実践向きの仕様に仕立てられている優良艇。ウレタン塗装のハルも魅力の2モデルだ。 24シエスタ葉山ver.は釣りだけではなく、クルージングにも適。その名の通り(?)ご成約の場合は葉山マリーナの保管料が初年度無料という特典付き。3艇とも豊富なオプションを装備、エンジン乗換え済み(1年間保証付)。 |
担当者から
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ニックスマリンコーポレーション販売店詳細情報
ボストンホエラー23コンクエスト代名詞である浮沈構造にくわえ、タフなコンディションでの安定した走航性能で多くのファンを引き付けるボストンホエラー。なかでもこのコンクエストシリーズは深いVハルで波を緩和、ソフトなノリ味が特長のモデル。GPS魚探をはじめ、エンクロージャー、マリントイレ、ロッドホルダー、ロケットランチャーなど釣り装備も充実。ハードユーザーからビギナーまでが楽しめる数少ないフネだ。 |
担当者から
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コバルト販売店詳細情報
グラディホワイト226通常のプレジャーボートよりも厚めに設定されたハル構造により、十分な剛性と安定感を確保したタフなボートで、日本に2艇しかない稀少モデル。アウトリガーをはじめ、トローリングポスト、GPS魚探、電動ウインチ、イケスなど釣り艤装も備えており、ライトトローリングはもちろん、ルアー&キャスティングにも適している。船外機は現在のマーキュリーからスズキの4スト(200馬力)に乗せ換えられる予定。 |
担当者から
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キーサイド販売店詳細情報
トヨタポーナム28G IIフィッシングユーザーからトローリング派まで幅広いスタイルに対応できるモデルとして支持者の多いポーナム。循環式イケス、ロッドホルダー、ビミニトップ、アウトリガー、AC電源、レーダー、エアコン、マリントイレなど今すぐ乗れる装備は、ざっと見積っても600万円は下らない充実ぶり。2010年式と年式も若く、しかも陸置き艇。この条件&この状態でありながら、1780万円設定の価格は破格といえる。 |
担当者から
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シーブリーズ販売店詳細情報
Riva(リーバ)20Mイタリアの職人による、ハンドメイドで仕立てられた名艇。上質な材料・素材を惜し気もなく使ったハイクオリティかつ品のあるモデルだ。90年式ながら、船内のレストアの際に本国・イタリアから職人を呼び、仕上げられているために美と気品はまったく損なわれていない。「時代的なこともあって、こんなに贅沢で素晴しいフネは今後作れないのでは」(シーブリーズ・小泉さん)という話にも納得の一艇。 |
担当者から
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ステーベル販売店詳細情報
エッジウォーター188CCこのフネの一言欄に"波を割って果敢に走る艇"とある通り、艇体は浮沈構造でタフなコンディションでの強い走りが魅力のエッジウォーター188CC。取り回しやすい19フィートのセンターコンソーラーだ。全長の割に2.40mと幅広の艇体で、静止安定性にも優れているため、ボトムフィッシングにも力を発揮しそう。そんなポテンシャルに「試乗→即決のオーナーさんも多い」(ステーベル・福島さん)のだとか。 |
担当者から
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キーサイド販売店詳細情報
横浜ベイサイドマリーナ会場(以下、YBM)は、今年もミドルレンジの艇が顔を揃えた。このクラスで根強いファンを持つ実力艇「CABO」は滑らかな操船性とクイックターンを実現した36エクスプレスと40HTX ZEUSエクスプレスの2013年モデルが登場。中古艇の43FBもあわせて、見るだけで出港願望に襲われるラインナップだった。 |
日産マリーン
YBMに出展のN34コンバーチブルは、ニッサン伝統のトンネル型プロペラ周辺構造を採用することで安定した走航性を実現したスポーツ・コンバーチブル。扱いやすさやラクな乗り味で、ファンの多いモデルだ。また室内展示ではBOTY2012特別賞を受賞したサンキャットを展示。オリジナリティ溢れる同社の"カタチ"をアピールした。 |
テクノマーレインターナショナル販売店詳細情報
"海での豊かなひとときを創造する"をテーマに開放感溢れるオンボードライフを実現、2010年のBOTY輸入大型艇部門賞を受賞したMaestoro51の中古艇がYBMに展示された。欧州生まれらしく、個性と独自性を全面に出しながらも伝統と技術に裏打ちされたモダンなフネは「既成概念にとらわれない画期的なモデル」と評されている。 |
ヤンマー舶用システム
どこか無骨な雰囲気でありながらも、フィッシング機能と広いキャビンを持ち、しっかりとした走りを実現するインボードシャフトドライブの実力艇・EXシリーズの33(カスタマイズ艇)とフラッグシップ46を展示。 また発売から20年以上に渡りフィッシャーマンに支持されているトップランシリーズの最新モデルFX24EZを出展。 |
古野電気
国内初の最新ニューぺックチャート(国土交通省指定、沿岸小型船舶参考図)として話題を呼んだカラー液晶GPSプロッタ漁探、GP-1670F(5.7型)とGP-1870F(7型ワイド)をはじめ、今年も"ボートユーザーの必需品"が数多く展示され、大勢の釣りファンが訪れていた。高性能でありながら扱いやすい操作性は、やはり魅力。 |
ホンダ電子
"わかりやすい操作で迷わずに使いこなせる"を追求したホンデックスのカンタンナビシリーズの新モデル(4月発売予定)HE-601GP(5型ワイドカラー液晶プロッタ魚探)など小型・軽量コンパクトなラインナップを展示。ファンに好評の「おさかなキャラクター機能」にサイズ表示を加えたDiシリーズもまだまだ進化を続けそう。 |
ヤマハ発動機
室内ブースでは、欧州艇を連想させるサロンクルーザー「SC-30eII」(4月発売)をはじめ、スポーツボート「AR240HighOutput」、フィッシングボートの「YF-24」などを展示。YBMではエクステリアデザインや走航性や機能性を追求したイグザルト36SS-X(4月発売)を展示。主張のあるモデルは見るだけでも楽しいことを再確認。 |
スズキ
世界に誇るスズキの船外機。今年は『情熱と技術革新によるものづくり』をテーマに、カーボン性エンジンカバーを採用したコンセプトモデル「DF300+」をはじめ、リーンバーン(希薄燃料)システムや電子制御方式のスロットル&シフトを採用した「DF150」や、正回転と逆回転を統合した新型の「DF250AP」など、製品の"顔と技術"を紹介。 |
2013中古艇フェア&Tadami's World
今年から室内会場に"移転"した中古艇フェア(日本中古艇協会主催)会場でイラストレーター・Tadamiさんを発見!自らの作品展示のほか、『中古艇フェア』でご成約の方にフネと一緒の似顔絵をプレゼントするという試みも行われた。「これからもコミカルでセミリアルでシニカルな作品作りを行っていきますよ!」と語ってくれました。 |
名古屋トヨペット
名古屋トヨペットはこの4月にオープン予定の「NTPマリーナりんくう」のジオラマを昨年に続き展示。中・大型艇をターゲットとしたというこの新しいマリーナは、充実した管理体制にくわえ、車や電車、さらには空港などのアクセスもよく、好ロケーションということもあって注目の的。係留・保管には、まだ空きがあるのだとか! |
エースマリン販売店詳細情報
エースマリンはYBMに、アメリカでもトップクラスの人気を誇るスポーツフィッシャーマン・ルアーズ37オープンIPSを会場展示。伝統の堅牢さを継承する船体構造と、大きく張り出したフレアーでたくましい走りが魅力のこのフネは居住性にも優れたモデル。本格的なスポーツフィッシングはもちろん、クルージングも楽しめそうだ。 |
アインスAリゾート販売店詳細情報
スポーティな走りとスポーツヨットクラスにも匹敵するといわれるアメニティ。走っているだけでも絵になる独特なスタイリングで、クルージング派はもちろん、スポーツフィッシング派にもその名を知られる「Sea Ray(シーレイ)」。YBMにはその中核を担うニューモデル「355 Sundancer」を展示。存在感はやはり抜群だった。 |
マリコム東海販売店詳細情報
ヤマハマリンセンターラグーナと、2つのマリーナ(ヤマハマリーナ浜名湖・ヤマハマリーナ沼津)を運営するマリコム東海。マリーナ運営から新艇・中古艇のボート販売、メンテナンスやレンタルボート、さらにはマリンスポーツ教室など、マリンライフをトータルでサポートする同社の存在は、ボート遊びをはじめたい人にとっても心強い。 |
ミズノマリン
多くの人の目を引いたミズノマリンの「救命艇シェルター」。人口過密エリアや埋立地などにおける被災時の救命用に開発されたこのシェルターはディーゼルエンジンを搭載しているために自力航行が可能な浮沈構造。"いかにして大切な人命を守るか"というテーマに取組み、開発されたというコンセプトそのものに大きな意義を感じさせた。 |
トーハツ
欧州には欧州の、米国には米国のスタイルや状況にそった得意分野の船型がある。では日本の得意分野はなにかと考えたときにその筆頭候補のひとつに挙げられるのが和船である。そしてこれを見事にプレジャーボートとしてラインナップに加えたのがトーハツのTFWシリーズだ。こういったいい意味でのシンプルな発想からうまれるフネには魅力がある。 |
ショーの初日に2012年の『日本ボート・オブ・ザ・イヤー』が発表された。1月に発表された6艇の各部門賞は中から選考委員21名による最終選考の末、プリンセスヨットジャパンの「プリンセスV52」が同賞を獲得。受賞理由は「類い稀なる走航性能と非常に美しいスタイリングが評価されました」(選考委員長・野村敦さん)。言葉通り、候補艇のなかでもひときわ際立つ雰囲気を発するフネである。 |
ボートオブザイヤー
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