特別取材レポート ジャパンインターナショナルボートショー2024|イージーボート・プラス

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ジャパンインターナショナルボートショー2024 担当者インタビュー「ヤンマー」

担当者に直撃インタビュー! ヤンマーのフィッシングボート「EX28C」の魅力とは?

ヤンマー舶用システム株式会社
西日本営業部 名古屋支店 販売グループ 濱田 将吾様

ヤンマー舶用システム株式会社
西日本営業部 名古屋支店 販売グループ 濱田 将吾様

中小型漁船向けのエンジンやプレジャーボートなどの販売等を行うヤンマー舶用システム株式会社。西日本営業部・名古屋支店に所属する濱田さんに、ヤンマーのボート事業やフィッシングボート「EX28C」の魅力などについて詳しくお伺いしました。

よろしくお願いします! まずは、ボート事業の現在の状況を教えていただけますか?

おかげさまで多くのご注文をいただいているのですが、お客様をお待たせしてしまっているような状況です。ご注文いただいた分はしっかりと作りきって納品する。そこに今は注力していますね。

コロナ禍以降の需要増、そして半導体不足や原価高騰などの影響で「生産が追いつかない」という声は各メーカーから聞かれます。ヤンマーも例外ではないのですね。

そうですね……。私どもも全く同じような状況です。ボートの場合、自動車などとは違って大量生産ができないので、生産する隻数を増やそうにも限りがあります。コロナによる需要の伸びで、お待ちいただく列がどんどん伸びていったような印象です。新艇が手に入りにくくなったことを受けて、中古艇に目を向ける方も増えているようで、中古艇の修理の依頼がすごく増えています。

そうした状況を受けて、販売する側としては、どのような工夫をされていますか?

一つは、艤装(各種装備を船体に取り付けること)の提案を積極的にすることです。やはり納品までに時間がありますので、お客様はその間にいろいろと情報収集をされて、「どういう船にしたいか」というイメージを膨らませておられます。私どもとしては、そうしたお客様の思いを実現できるような艤装をご提案することに力を入れています。特に、フィッシングに関する艤装は弊社の強み。お客様のこだわりにしっかりと応えたい思いがありますね。

展示されているボート「EX28C」についてお聞きします。どのような魅力を備えたボートなのでしょうか?

まず、弊社のボートづくりには一貫して「釣り」というブレない軸があり、この「EX28C」についても、釣りを楽しめるための設計が随所になされています。例えば、バウデッキは広く安定感があり、最近流行しているキャスティングも楽しめますし、船尾にもフラットなスターンデッキスペースを確保しているので、スタンディングしながらの釣りが可能です。針にかかった魚とのバトルを楽しめるよう、通路にも一定の幅を持たせてあるほか、各所に艤装がしやすいような設計上の工夫がなされています。このボート自体がお客様にとっての「最高の釣り道具」になるよう、こだわり抜いているんです。

釣り好きの人にとってはたまらないボートなんですね。

間違いないですね! 操舵席の前のカウンターにも注目していただきたいのですが、ひな壇のように2段になっていますよね。このように段差をつけることで、レーダーや魚探、GPSなど、いろいろな計器類を置けるようにしてあるんです。また、小回りがきいて操船もしやすいので、狙った釣りのポイントにしっかりと船をつけやすいと思います。
こうして釣りに便利な機能をとことん追求する一方で、居住性を重視しているところも大きな特徴です。キャビンは4人ほどを収容できますし、その奥にもバウスペースとトイレを設けてあります。 釣りを中心に据えながら、居住性と拡張性(艤装のしやすさ)も追い求めて開発されたフィッシングボートです。

どのような方に乗ってもらいたいと考えていますか?

もちろん「釣りが好きな方」ということになりますが、アマチュアの方からプロの方まで、幅広い層にご利用いただけるボートだと考えています。プロの方がセカンド艇として利用されているケースもありますよ。
「EX28C」は弊社のEXシリーズの中では最も小さいタイプで、次に大きいのが「EX30B」、さらにシリーズ最大の「EX47」というラインアップです。より大きな船に乗り換えながら、沿岸部から沖合まで、釣りの楽しみも広げていってもらえたらうれしいですね!

濱田さんご自身も、普段から船に乗られているのでしょうか?

そうですね。お付き合いのある特約店さんの中には、漁船を持たれているお店もあるので、その船に一緒に乗せてもらって釣りに行くことがあります。陸からは見えない景色を見られますし、釣りも好きなので楽しいです。

どのあたりの海に出られることが多いですか? おすすめのスポットもあれば、ぜひ教えてください!

今は名古屋担当なのですが、三重県の鳥羽に行ったりしますね。港から比較的近い海でも、ある程度の深さがあり、いろいろな釣りを楽しめるところが気に入っています。転勤前、大阪支店にいた頃は、和歌山県の加太という地域の海によく出かけていました。

濱田さんご自身も釣り好きということですが、ボート事業に携わるお仕事の面白さは、どんなところにありますか?

地域ごとに釣りの仕方が違い、艤装の内容も変わってきます。お客様のこだわりも本当にさまざまです。そういう多様性があるところが面白いですよね。フィッシングボートの仕事に携わるようになって5年目になりますが、まだまだ新しい発見も多くあって、勉強の毎日です。

なるほど。濱田さん、取材にご協力いただき、ありがとうございました!

イージーボートでは、今回インタビューさせていただいたヤンマーのボートも多数掲載しています。

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