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- ジャパンインターナショナルボートショー2022 特別取材REPORT

3月31日から4月3日にかけての4日間、国内最大級のマリンイベント『ジャパン インターナショナル ボートショー2022』が開催されました。今年で61回目を迎えたSHOWのテーマは「海・ここが夢の入り口…」。新たな試みとしてリアル会場(パシフィコ横浜&横浜ベイサイドマリーナ)とオンライン会場を組み合わせたハイブリッド・ボートショーを展開し、主催者も出展者も、コロナ禍にあることをしっかりと見すえて受け入れ、そのなかでできることを考えて実行されたイベントです。その様子をレポートします。

セントラル
中古艇Pick Up!!
UF-23、BF25
手頃なサイズ感と取り回しのよさ、ほどよいデッキ空間などでフィッシングユーザーに人気の高いUF-23は、フル塗装を施され、オリジナルのリアカバーも装備。EGはH28年にF115に換装されて286万という価格設定。新艇の少ないBF(BayFisher)25は、ほぼほぼ新品(アワメーター30時間)&オプション豊富。デッキスペースは、いわゆるサイズ以上のそれ。EGはF90搭載で365万とUF-23同様、割安感を感じられる。 販売店詳細はこちら >>

- 営業課長・能井田 姿さん
- 当社は船舶免許取得からメンテナンスまでしっかりとした対応が可能で、スタッフも多くお客様をマンツーマン体制で“顔の見えるおつき合い”をさせていだだきます。直営の木更津マリーナはなんといっても保管料の安さがウリ。関東近県にお住まいの方も日帰りでボートライフを楽しめ、釣りや各種クルージングスポットにも恵まれています。
ニューポート江戸川
中古艇Pick Up!!
FR-23EX
例年、手入れの行き届きっぷりが眼を見張るニューポートは2艇のFR-23EXを展示。23ft.の小型艇ながら乗り心地はユーザーに好評なうえ(ちなみにトップスピードは23~24ノット)に、個室トイレを備えたキャビン空間も人気(いずれの艇もキャビンシートはすべて新品交換済み)。流し釣り、ボトムフィッシング、シーバスなど幅広い釣りはもちろん、お手軽にファミリークルージングも楽しめる。価格は応相談。 販売店詳細はこちら >>

- ハーバーグループ マネージャー・尾内能紘さん
- 当社には自社マリーナ&工場がありますのでアフターサービスも万全。オーナー様と一緒に楽しむ行事、操船技術を向上させる講習会など多様な催しを行なうなど、人と人の繋がりを大切にすることを心掛けています。お客様のマリンライフをトータルサポート致しますので、ご相談下さい。4月以降のイベントや中古艇の試乗もお気軽にお問い合わせください!
ヤマハボート
中古艇Pick Up!!
YF-23
小型艇指向のボートアングラーのために仕上げられたYF-23F(YAMAHA BOAT YOKOHAMA Ver.)。バウには腰付近までの高さのあるキャスティングレール、広いデッキにはデッキウォッシュと日よけのオーニング、ドリンク・ロッドホルダー付テーブルも装備。トップスピードは25ノット。購入者にはラッピングでの“お化粧直し”にくわえ、シマノフィールドテスターによるフィッシングガイド1回同行権もプレゼント! 。販売店詳細はこちら >>

- ヤマハマリーナ 営業部 横浜店・溝邊景祐さん
- エンジンの載せ替えや細かなメンテナンスなど、ヤマハグループカンパニーならではのトータル・サポートが当社の大きな特長です。横浜ベイサイドマリーナにある横浜店にはボートの常設展示場や、高い技術力を誇るメカニックの活躍するサービス工場もありますので、お客様の様々なニーズに幅広く対応できると思いますよ!
マリンゲート
中古艇Pick Up!!
NISSAN SUNCAT26
揺れにくくて流されにくいうえに凌波性の高いカタマラン艇として根強い人気を誇るNISSAN SUNCAT26にスズキの325馬力エンジン(2020年11月換装)を搭載、トップスピードは脅威の43ノットという(※あくまでも参考までに)。キャビンにはエアコンを備え、バウへの往来も楽で家族で遊ぶにはもってこいの仕様となっている。走行時はもちろん静止安定性はすこぶる付きで、デッキには日よけも艤装されている。 販売店詳細はこちら >>

- 代表取締役・佐藤徳之さん
- シーレイ/メリディアン関東販売代理店、トヨタマリン販売サービス協力店です。長年の経験によって培ったハード&ソフト面のサービスとノウハウを、ボートビギナーからハードユーザー、ベテランシーマンまで幅広くご提供・対応致します。フネの操船技術や週末ボート遊びのサポートなど、皆さまのボートライフにマリンゲートをお役立て下さい!
ボートショー2022 出展トピックス
ヤマハ
パシフィコ横浜には「SR330」「YFR-27HM-EX」といった人気モデルを筆頭にBOTY2021のBEST VALUE賞を受賞したAX220ほか、船外機操船制御システム「ヘルムマスターEX」シュミレーターや、次世代電動操船システム「ハルモ」搭載艇などヤマハらしさを感じさせる先進技術を展示。YBM会場では「prestige460」を国内初の実艇展示。
トヨタ
今年は横浜ベイサイドマリーナ会場にのみ出展、LEXUSのデザインフィロソフィーを65フィートヨットという形に具現化し世界で注目された「LY650」のスケールモデルを展示。また人気の「PONAM-28V」と「PONAM-31」も合わせて係留展示。後者に搭載された自動離着岸サポートシステムの実演を行うなど刺激的な内容で来場者の注目を集めた。
ヤンマー
ヘビーユーザーからの支持が高くロングセラーシリーズとなっているEXシリーズの「EZ28C」と「EX30B」をパシフィコ横浜会場に展示。前者は“クラス最大級のフィッシングスペースと快適な居住空間”を持ち“1クラス上の乗り心地を実現”という触れ込み通りのポテンシャルとヤンマー艇らしいどっしり感・安定感のある、ハイスペックなモデルだ。
スズキ
スタイリングを一新しメンテナンス性や耐久性を向上させた新型「DF115B」「DF100C」をメインに展示。ボートは17ft.フィッシング艇「S17」、技術・環境展示ではスズキが推進する海洋プラスチック問題への取組み『スズキ・クリーンオーシャンプロジェクト』を。さらには古野電気と共同開発した自動操舵システム「FishHunter Drive」を紹介した。
ホンダ
モデルチェンジを行った主力船外機「BF150/135/115」を展示。新型2.4リッターシリーズはダイナミックでシャープな先進性を具現化したデザインに刷新、電子制御リモートコントロールシステム(DBW)搭載モデルもラインナップに加わった。また佐野造船所のランナバウトボートとベネトウ895にそれぞれ2基掛けの「BF250」を搭載して会場展示。
トーハツ
今年の夏にフルモデルチェンジ、発売予定の「MFS25/30D」をお披露目。新型は前モデルに比べて重量を約20%軽減し、同クラス最軽量を実現。これによりインフレータブルやアルミなどのボートにも適合し、幅広い用途で高いパフォーマンスを発揮させる…というのが大きな狙いだ。ボートは好評の「TFー23Xa」リアドア付き&リアドアなしの2艇を展示。
本多電子
国内外の市場で高い評価を受けているHONDEXは独自の広帯域振動子や、クリアチャープモデル機種、ワイドバンドモデル機種を実機展示。「魚探初心者の方にオススメ」というPSシリーズに新たに加わった10インチモデルもお披露目となったほか、2022年モデルから新機能「センサー逆回転機能」が搭載された人気商品・マルチスキャンシリーズも登場。
古野電気
新製品のカラー液晶レーダー「FR-10/12」を展示。2021年のグッドデザイン賞を受賞したFR-12は最適な安全航路を視覚的に提供する新機能リスクビジュアライザーを搭載したハイスペックな機種。また「NAVpilot-300」に搭載された「FishHunterDrive」も発表、小型艇オーナーに人気の9型ワイド、カラー液晶GPSプロッタ魚探「GP-1971F」も展示された。
キーサイド
「VIKING 38 Billfish」が2021年ボートオブザイヤーBEST FISHING部門を受賞したキーサイドは、横浜ベイサイドマリーナに「CABO 40THX」「VIKING 44C」「VIKING 48C」「VIKING 50C」の4艇を展示。世界中のカジキ釣りを魅了するバイキングは圧倒的な馬力と走航能力で外海を駆け抜けるスポーツフィッシャーマンで、エレガントかつ実用的な居住空間も流石に秀逸。
プリンセスヨットジャパン
英国最大のプロダクション・ボートビルダーとして世界中から高い評価を得ているプリンセスヨットは3艇出展。このうち主力のプライブリッジモデルはF40とF50を係留。前者はボルボ・ペンタIPS650(480馬力)×2基で最高速32ノットを記録。2ステートルームやメインサロンなどの造作はエレガント。いかにもプリンセスらしさを感じさせる一艇であった。
アインスAリゾート
Sea Ray SLX-R350 OUTBOARDを出展。シーレイが得意とするエクスプレスクルーザーは独自の空間作りとスポーティな走りがウリだが、このモデルは“海上でのステイをいかに楽しむか”がコンセプトで、ハイクオリティなパーティボートといったところか。コロナ禍によりボート遊びが変わったというがこのボートはまさに“そこ”に合致するモデルだろう。
ボートオブザイヤー2022
ボートオブザイヤー
2022年の『日本ボート・オブ・ザ・イヤー』に輝いたのはオカザキヨットの「AXOPAR 37 XC CROSS CABIN」。受賞理由は「様々なマリンレジャーを快適に楽しめる卓越した走行性能と機能性が高く評価された」こと。簡単に紹介すると、2014年に突如登場したブランド「AXOPAR(アクソパー)」はフィンランド生まれ、ポーランド製のインターナショナルブランド。欧州生まれらしい独自のスタイリングと動力性能、「今までのボートと違って上陸して遊ぶことも考えている」(オカザキヨット)というオリジナリティで新風を吹き込んだ。
山崎憲治実行委員長の講評
(このボートの良さは)乗ってみれば分かります(笑)。アクソパーの持っている設計思想、船体設計、居住性、使い勝手のよさ。それも僕たちが思うことと違う発想で作ってくる。ここは社長たちが面白いんですね。アウトドアが好きな人たちが集まっていたりしますから。ボート釣りだけじゃなくて、(洋上で)止まって遊ぶだけでもなくて、どこかに着いたら陸に上がって(遊びに)行こうよ…とその先の目的まで見すえたボート作りをしています。乗ってみても本当に素晴らしい走りっぷり。船外機のボートのイメージを一新したと僕は思います。
