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トヨタ自動車株式会社

トヨタがマリン事業への参入したのは1997年。現在の国産艇ビルダーのなかでは、かなり後発で、最初のモデルは ポーナム28。その当時、日本国内で人気のあった「4級小型船舶操縦士免許で操船可能な、ディーゼル2基掛けのフライブリッジセダン」というフォーマットをなぞったかたちでした。このモデルは、その後、小変更を受けながら ポーナム28IIIとなって2014年までラインナップされていました。なお、現行ラインナップの ポーナム28Lのハルは、この ポーナム28のものです。
一時期は26～45フィートクラスのラインナップでしたが、2014年現在、ラインナップは28～35フィートに3モデル。トヨタの現行モデルは、ハルをアルミニウム合金、上部構造をFRPとした複合構造で、トヨタ自身は造船施設を持っていないため、外部への委託生産です。
エンジンについては、自社の車両用エンジンブロックを用いていることが特徴。現行エンジンは、フランスのナンニ・インダストリーズ（Nanni Industries）や日本のヤンマーがマリナイズしたものですが、以前は、ヤマハが手がけたものなども用いていました。